KeePerコーティングは洗車機で洗車しても大丈夫?
あなたは今、キーパーコーティング施工後の洗車でお悩みではないでしょうか。 1. 洗車機にかけて大丈夫なのだろうか 1. 手洗いと洗車機はどちらがキズがつきにくいのか 1. 洗車機にかけるときの注意点はあるか
キーパーコーティングは美しい輝きがあるだけに、少しでも長く維持したいですよね。
そこで今回は、キーパーコーティング施工後の洗車についてお話します。当ページを読めば、キーパーコーティングの効果を長く持続させることができます。
なるべく簡単に説明しますので、詳しくない人もお気軽にご覧ください。
結論:KeePerコーティングは洗車機をかけても問題ない
キズがつくという印象はありますが、洗車機での洗車は原則問題ありません。
施工済みのキーパーコーティングが剥がれることはないからです。
実際、耐久テストでは100回連続で洗車機に入れても性能が劣化することはありませんでした。
■参考:KeePer技研 ダイヤモンドキーパー洗車機連続100回試験の動画
上記の動画からも、キーパーコーティングは高い耐久性があることがわかります。 ただし、古い洗車機によってはキズが付くこともあるので、事前に確認するなどの注意が必要です。
キズがつきにくいのは手洗い洗車?洗車機?
キズがつきにくい傾向にあるのは、手洗い洗車です。
特に洗車のプロはノウハウが確率されているうえに最適な道具を使っているので、洗車機より丁寧に仕上げてもらうことができます。
洗車機の場合は種類が多く、ひと括りにはできません。
- 門型洗車機:本体にパネルがあって料金やコースを選択する
- ドライブスルー洗車機:洗車機の手前に操作パネルがある
- ノーブラシ洗車機:ブラシを使わず高圧洗浄機だけで洗車
- スプレー洗車機:機械ではなく自分で高圧洗浄機を使って洗車する
高圧洗浄機だけでブラシを使わない「ノーブラシ洗車」や「スプレー洗車」なら、キズがつくことはないでしょう。(故意に一点へ水圧を集中的にかけ続けるような場合を除く)
ブラシであっても、特殊な布やウレタン、ムートン、改良したナイロンなどの素材が使われているので、キズはつきにくいです。
手洗い洗車であっても、洗車の苦手な人が洗車をしたり傷がつきやすい洗車道具を使って洗車したりすると、キズがつくこともあります。
- 手洗い:洗車のプロや上手な人が洗車
- 洗車機:ブラシを使わない、ブラシがキズのつきにくい素材ものを使用
上記であれば、キズがつくのを心配する必要はありません。
KeePerコーティング車を洗車機で洗車するときの注意点
KeePerコーティング車を洗車するときの注意点です。
- 「水洗い洗車」「シャンプー洗車」といったコースを選ぶ
- コーティング剤やコンパウンド入りのシャンプーは避ける
- 洗車後は拭き上げを忘れないこと
- 洗車は日差しが強くない時間帯を選ぶ
- 汚れが酷いときは予備洗浄をする
下記から、順番に見ていきましょう。
注意点①:「水洗い洗車」「シャンプー洗車」といったコースを選ぶ
「ワックス洗車」や「撥水洗車」といったコースは、できるだけ避けてください。
ワックスや撥水コートなどがコーティングの上に塗られると、ボディ表面がそれらの性質になってしまうからです。
結果、キーパーコーティングよりも汚れやすく艶(つや)が出にくくなってしまいます。
ワックスなら時間の経過によって自然に成分は落ちますが、撥水コートなどは成分によってはしつこく残ってしまう場合があります。
残ってしまうと、最悪の場合は再施工しなければなりません。
以上の理由から、洗車機では「水洗い洗車」や「シャンプー洗車」を選びましょう。
注意点②:コーティング剤やコンパウンド入りのシャンプーは避ける
シャンプーに「コーティング剤」や「コンパウンド」が入っていないものを使用してください。
一般的なセルフガソリンスタンドの洗車機は、中性洗剤を使用していることがほとんどです。
中性のシャンプーならコーティングを痛めないうえに、高い洗浄効果を持っています。
しかし、使用する洗車機のシャンプーにコーティング剤やコンパウンドが含まれていると、コーティングの効果をしっかり発揮できないのです。
初めて利用する洗車機なら、念のためにシャンプーの成分を確認しましょう。
注意点③:洗車後は拭き上げを忘れないこと
洗車後は、拭き上げを忘れないよう注意が必要です。
水道水や地下水にはミネラルが多く含まれていて、拭き上げをせずに放置すると付着した水道水が乾きます。 ※ミネラル:ケイ酸塩、炭酸カルシウムなどの無機物
結果、以下の原因になってしまいます。
- ウォータースポット:水滴が高温で焼き付く現象のこと
- イオンデポジット:ミネラル成分が残って白い跡になること
洗車が終わったあとは、マイクロファイバーで拭きあげてください。
洗車機には風で水を飛ばすエアーブローがあっても、水滴は残っているからです。
ただし、雨が降ったからといって都度拭き上げる必要はありません。
雨は水道水や地下水と比べてミネラルは非常に少ないので、シミになるリスクが低いからです。
キーパーコーティングは水シミに強いですが、万全を期すためにも洗車後は拭き上げを忘れないようにしましょう。
注意点④:洗車は日差しのない時間帯を選ぶ
洗車機に入れる時間帯にも注意が必要です。
日差しが強いと、付着した水滴が乾きやすいからです。
拭き上げるまえに水滴が乾いてしまうと、ミネラルが付着してしまいます。
結果、ウォータースポットなどの水シミの原因になってしまうのです。
ボディに付着した水滴が乾きやすい真昼は避けて、朝夕など日差しが弱いときに洗車しましょう。
注意点⑤:汚れが酷いときは予備洗浄をする
汚れが酷いときは、予備洗浄を忘れないよう注意してください。
※予備洗浄(予備洗い):洗車機に入れるまえに水をかけて大きな汚れを落とすこと
事前に砂ぼこりや汚れを落としておくことで、洗車キズを防止できるからです。
ブラシ自体はスポンジや布といったキズがつきにくい素材なのですが、少量の水だけを浴びせて回転ブラシで洗車を始めてしまいます。
汚れが付着したまま洗車機に入れるとブラシに砂や泥が付着してしまい、その状態のブラシが回転することでボディに傷が入ってしまうのです。
以上の理由から、砂や泥などは予備洗浄で落としてから洗車機に入れましょう。
洗い残しやすい箇所も洗っておく
事前洗浄の際は、洗い残しやすい箇所も洗っておくと良いでしょう。
洗車機に入れたあとは、「細かい部分の洗い残し」があるからです。
以下は、洗車機が洗い残しやすい箇所です。
- タイヤ回り
- ボンネットの隙間
- ボディとドアのつなぎ目
色々な形状の車を洗う必要があるので、大雑把な洗い方になってしまうのです。
予備洗浄のときに洗い残しやすい箇所も洗っておくと、仕上がりがキレイになります。
撥水効果が弱まってきたな?と感じたときの対処法
KeePerの艶パック(ミネラルオフ)の施工がおすすめです。
ミネラルがこびりついていると、撥水効果が弱まったり艶がぼやけてきたりします。
艶パックを施工することで、表面に付着したミネラルが取れてカーコーティング本来の艶や水はじきが戻ってきます。
ミネラル分だけを取り除くので、カーコーティングが剥がれたり痛めたりすることはありません。
表面にミネラル汚れが付着しにくい構造のクリスタルキーパーやダイヤモンドキーパーは、厳しい条件下でもない限り艶パックを施工する必要はないでしょう。
なお、うろこ状になってしまった水シミは艶パック程度のケアでは除去できません。
まとめ
今回は、キーパーコーティング施工後の洗車についてお話しました。 お伝えした内容を、以下にまとめました。
- キーパーコーティングを洗車機にかけても問題ない
- ワックスや撥水コートは避ける
- コーティング剤やコンパウンドを含まないシャンプーを選ぶ
- 洗車は日差しの弱い時間にして拭き上げを忘れない
- 汚れが酷いときは予備洗浄をすること
キーパーコーティングの効果を長く維持するためには、正しい洗車を心がけましょう。