黒い車はお手入れが大変?
黒い車は人気がある一方で、お手入れが大変という声もありますよね。実際に、日頃の洗車でこういったお悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
- 洗車をしないと汚れが目立つ
- 車をすると洗車傷がついてしまう
- 解決できる良い方法はないか
そこで今回は、黒い車の正しい洗車の手順やメンテナンスが楽になる方法をご紹介します。 当ページを読むと黒い車の維持が楽になるので、ぜひ参考にしてみてください。
黒い車の人気が高い理由
黒い車の人気が高い理由は、以下のとおりです。
- 深みや高級感がある
- リセールバリューが高い
- キレイにしていると輝きが増す
アクサルタコーティングシステムズによる2019年版自動車人気色調査では、日本での人気は白に次いで2番目という結果でした。 世界的なトレンドとしては、シルバーの人気が落ちてグレーが入れ替わっています。
黒い車の洗車の手順
黒い車を洗車する手順は、以下のとおりです。
- シャンプー液を作る
- ボディをチェックする
- タイヤから洗う
- ホイールを洗う
- ボディに水をかける
- ボディを洗う
- 泡を洗い流したあとにボディの水滴を減らす
- マイクロファイバータオルで拭き上げる
下記から、順番に説明していきます。
洗車に必要なものを用意する
以下は、洗車に必要なものです。
- バケツ
- スポンジ
- タイヤブラシ
- ホイール用スポンジ
- プラセーヌ
- 柔らかいタオル
- カーシャンプー(中性洗剤やカーショップのもの)
- 脚立
柔らかいタオルはマイクロファイバータオル、プラセーヌは大きなサイズのものが理想的です。
背の高い車を洗うなら、脚立を忘れないようにしましょう。
※プラセーヌ:洗車後の水分ふき取り用タオルのことで、吸水性が高い
引用:アイオン株式会社公式サイト
次に、洗車時の注意点を見ておきましょう。
洗車時の注意点
洗車を始めるまえの注意点です。
- 炎天下や風の強い日の洗車は避ける
- 動きやすい服装に着替える
- アクセサリーなどは外す
炎天下は水滴が乾きやすくミネラル分がボディに付着してしまいますし、風の強い日は砂ぼこりが舞っています。
「風のない朝夕」に洗車を行うのがベストです。
また、指輪や時計などのアクセサリー類はボディに当たるとキズになるので、外しておきましょう。
手順①:シャンプー液を作る
まず、バケツにカーシャンプーを入れたあとに水を入れて泡立てます。
コーティング車は、水洗いを推奨している場合もあります。
しかし、水とスポンジだけで洗うと摩擦ができるので、クッションになる泡があった方が洗車キズはつきにくいのです。
手順②:ボディをチェックする
次は、ボディチェックです。
見るべき内容は、以下のとおりです。
- 窓やドアが全部閉まっているか
- どんな汚れがボディに付着しているか
窓やドアが開いていると、水が中へ入ってしまいます。
洗車前はどこにどんな汚れが付着しているのか見ておくと、洗い残しが少なくなります。
手順③:タイヤから洗う
洗い始めは、タイヤからです。
洗うときはタイヤブラシを使い、頑固な汚れは亀の子タワシで擦ると落ちやすいです。
油汚れが酷いときは、アルカリ性の洗剤を使うとキレイになります。
洗い終えたあとは、水でしっかり落とします。
洗剤がついたままにすると、ゴムの劣化につながるので注意しましょう。
なお、高圧洗浄機があるとスムーズに洗剤を洗い流すことができます。
タイヤやホイールを先に洗う理由
ボディではなくタイヤを最初に洗う理由は、足元が最も汚れやすいからです。
タイヤは泥や埃、ブレーキダストやローター粉などが付着しやすく、ボディのあとに洗うと汚れが飛び散ってしまいます。
ボディをキレイに洗っていても泥や埃が付着したら、再び洗わなくてはなりません。
要は、洗車時の二度手間を防ぐためにタイヤから洗い始めます。
手順④:ホイールを洗う
ホイールは水をかけてしっかり冷まし、洗剤と水を含んだスポンジやブラシで洗います。
強い洗剤を使うとシミになることがあるので、中性洗剤で洗うのが無難です。
洗ったあとは、しっかりと洗い流します。
ブレーキローターは錆びやすいので、水が頻繁にかからないように洗い流してください。
高圧洗浄機を使うときは、水圧を弱めに設定しておくと良いでしょう。
手順⑤:ボディに水をかける
タイヤとホイールを洗い終えたあとは、いよいよボディです。
まずはボディに水をかけて冷まし、付着した大きな土や砂を強めの水流で流します。
冷ますことにより、水分が乾きにくくなり水シミになるのを防ぎます。(ホイールも同様)
水は上から下へと流れるので、車の上から下へと順番に水をかけていきます。
いきなり高圧洗浄機を使ったりスポンジで擦ったりすると、付着している土や砂によってボディにキズをつけてしまうことがあります。
手順⑥:ボディを洗う
水をかけ終わったあとはボディを洗いますが、泡をしっかり含ませたスポンジを使います。
順番は水をかけるときと同様に上から下へ、優しくなでるように洗ってください。
具体的には、以下の順番で洗います。
- ルーフ
- 窓ガラス
- ボンネット
- トランク
- サイド
- ボディ下部
スポンジの動きは、できるだけ円ではなく縦や横に動かして洗いましょう。
水だけでなくシャンプーが乾いても、ボディに跡が残ってしまいます。
気温が高い日や直射日光が当たる時間帯は、ワンパネルごとに「スポンジで洗って水を流す」を繰り返すと、シミになりにくいです。
手順⑦:泡を洗い落したあとに水滴を減らす
水で、泡を洗い流します。
かけ方は最初と同じで上から下へと洗い流していきます。
洗い流すのは土や砂というよりシャンプー液で、水をかけるときの2倍ほどの時間を使って徹底的に洗い流してください。
以下は、洗い残しやすい箇所です。
- ボンネットの隙間
- トランクの隙間
- ステップの裏側
- ドアノブ
- サイドミラーの可動部
泡を洗い流したあとは、プラセーヌを使ってボディの水滴を減らします。
あくまで水分を減らすことが目的なので、この段階でキレイに拭き取る必要はありません。
手順⑧:マイクロファイバータオルで拭き上げる
最後に、マイクロファイバータオルや柔らかいタオルで残った水分を拭き上げます。
拭き上げるときはボディ表面を擦るのではなく、クロスを広げて水分を吸わせるようにします。
順番は洗うときと同様に、上から下に向けて拭きましょう。
ボディとタイヤを拭くタオルは、別にしておくことをおすすめします。
水で濡れた状態で洗車を終わらせると水シミの原因になるので、拭き残しには注意してください。
窓の拭き上げにはコツがある
窓の拭き上げは順番どおりにしないと、拭きムラになってしまうことがあります。
以下は、窓を拭き上げるときの順番です。
- 窓枠に沿って外側を一周させる
- 上から下へ拭きながら全体を拭く
- 水滴が溜まりやすい窓下部を拭き切る
フルサービスのガソリンスタンドで、フロントガラスを拭いてもらうときと同様の手順といえばわかりやすいかもしれません。
なお、フロントガラスは大きいので左右の2回に分けて拭くことをおすすめします。
ワイパーを上げてから拭き上げることも忘れないでください。
黒い車のメンテナンス
黒い車のメンテナンスにおすすめしたいのは、キーパーコーティングです。
そもそも黒い車には、以下のようなデメリットがあります。
- 洗車機に入れると傷がつきやすい
- 黒いボディは熱を吸収しやすく乾きやすい(=水シミになりやすい)
- パールやメタリックではない単色のソリッドは洗車傷が目立ちやすい
硬い皮膜で保護されるキーパーは、洗車傷がつきにくく水シミにも強いという特性があります。
しかも、パールやメタリック塗装のように傷を見えづらくする効果もあるのです。
つまり、キーパーコーティングを施工することで上記のデメリットはすべて解消されます。
以上の理由から、黒い車のメンテナンスを楽にするにはキーパーコーティングがおすすめです。
まとめ
今回は、黒い車の正しい洗車の手順やメンテナンスが楽になる方法をご紹介しました。
以下に、お伝えした内容をまとめます。
- 黒は日本でも世界でも人気のあるボディカラー
- 炎天下や風の強い日の洗車は避ける
- タイヤやホイールから洗うと手間がかからない
- 正しい方法を守れば洗車傷はつきにくい
- キーパーコーティングの施工で黒い車のメンテナンスが楽になる
普段忙しくて洗車の時間が取れない人は、キーパーコーティングを検討してみてください。