本日のお客様は大津市からお越しくださっております。
お預かりしたお車は、フィアットのホットハッチ、アバルト 595です。フィアット500をベースとして設計されたスポーツモデルですが、刺激的な走りで走行を最大限に楽しめるお車として定評がありますね！

こちらの車両へのキーパー施工は今回で3回目。二度の施工の効果で艶やかさは保たれていましたが、水弾きの弱まりと鉄粉のこびり付きによるダメージが見られました。そこでオプションに鉄粉取りを加え、メインの施工では初のフレッシュキーパーを施していくことになりました。

鉄粉などが原因のこびり付きは、車両を使用していく上では避けられないものです。鉄粉は空気中に含まれる鉄の粉のことで、大型のトラックなどが多く行きかう道路や、鉄道が行き来する高架橋、そして鉄工所のそばが特に多く浮遊していると言われています。そう言った場所のそばに駐車場がある場合は、鉄粉が付きやすい環境といえますが、何といっても付着の一番の原因はブレーキダストでしょう。

ブレーキダストとは、車がブレーキを掛けるたびに鉄でできたブレーキパッドが削れ鉄粉となったものです。走行する上でブレーキは必須の行為なので、車両には当然鉄粉も付着してしまいます。

鉄粉は、付いてすぐでしたら洗車で簡単に落とすことができます。ただし、付着後に時間の経った鉄粉は、酸性雨に反応し錆びてこびり付きます。こびり付いた鉄粉は塗装に刺さったり穴を開けたりといった悪さをしますので、もし見つけた場合は早めの対処が必要となるでしょう。もし鉄粉の付着でお困りの際にはぜひ当店までご相談くださいね。

また、フレッシュキーパーは近年新しく発売された注目の施工です。フレッシュキーパーが施されたボディは、滑らかさを感じる美しい「別次元のツヤ」を纏うことができます。それは、1層目のガラス被膜と二層目のECOレジン被膜の屈折率が異なる関係で、それぞれが重なった際に塗装表面が平滑化されるためです。

平滑化されたボディは、美しい見た目だけでなく強い水弾きと防汚の効果も期待できます。それは思った以上のツルツルな感触からもお分かりいただけることでしょう。ボンネットに乗せたタオルでさえするすると落ちていく「密着させない」という構造が、「自然の雨水で表面の汚れを巻き込み落とす」という状況を作り上げるのです。

こうして、作業はすべて終了。
つややかなアバルト595が完成いたしました！
強い光沢効果でますますクッキリとしたホワイトが、車両の美しいラインを見事に引き立てていますね。実は前回のクリスタルキーパーの撥水力にご満足頂けていなかったお客様でしたが、今回ボディにあてがってみたタオルでフレッシュキーパーのつるつる効果を確認された際、その感触にとても驚かれ仕上がりの美しさにもご満足くださいました。

この度は再びのご依頼に心より感謝いたします。
また、いつでもお気軽にご来店くださいませ。
ありがとうございました。