そして、塗装にはメインの「クリスタルキーパー」を乗せます。クリスタルキーパーとは、車両にガラスの様な透明感のツヤを与え、塗装を痛めるさまざまな要因から守っていくという効果を持たせるコーティングです。

下処理でクリアになった塗装のすぐ上に乗せるのは「ガラス被膜」。中密度の被膜になりますが、コーティングの入門編として十分に美しさを体感できるツヤ感を楽しめる被膜です。

さらにその上から被せるのは「レジン被膜」です。レジン被膜は「犠牲被膜」とも呼ばれており、塗装の美しい発色を奪う紫外線や酸性雨、また鉄粉のこびり付きや水分に含まれるミネラル成分などの脅威から大切な塗装を守り、そのダメージを一手に引き受けます。

結果、日が経てばレジン被膜は当然傷んでしまうのですが、内側の塗装は守られているため、ベースの塗装はキレイなまま維持できるという仕組みになります。

次のコーティングで新しい被膜に変えることで再び新車のような美しさを取り戻せるのは、このようなカラクリがあるためなのです。愛車が年毎に新車のような美しさを取り戻すのが楽しみで、毎年通ってくださっているお客様が多いのも頷けますね！

さらに、年々重ねる毎にツヤが深く美しくなっていくのもクリスタルキーパーの強みといえます。二回目以降の施工では、傷んだレジン被膜を取り除き、内側のガラス被膜を更に強化するという作業になるため、その前の施工よりもガラス被膜に厚みを帯びるという形になります。

キーパー施工をまだ行ったことがない方は、ぜひ一度クリスタルキーパーを受けてみられるとその良さをご実感頂けるのではないでしょうか。なお、さらに強い汚れ落ちやツヤなどをお望みの方向けの施工メニューも沢山ございますので、気になる方はぜひスタッフへお問い合わせくださいませ。

さて、作業は無事に終了！まぶしいツヤに包まれたハリアーへと仕上げることができました。まるでガラスのような透明感の光沢に包まれたハリアーは、ラグジュアリー感がさらにアップしましたね！

お客様には、コーティング後の塗装面も撫でていただきましたが、鉄粉の有無の違い、また見た目の艶感の違いにとても驚かれていたようです。お車のケアなどもご説明すると、「とても満足です！」と仰っていただけ、スタッフも嬉しい気持ちになりました。

この度は、最初のコーティングを当店にお任せいただき光栄でした。
今後もどうぞお気軽にご来店くださいませ。
ありがとうございました！